吉田さんが持参した和食器。手前の鮮やかな龍が描かれた赤絵の小皿は、親子3代に受け継がれた江戸時代のもの。奥の青い蛸唐草の染付がされた茶碗は古伊万里。骨董品ならではの味わい深さと、磁器の乾いた響きに積み重ねられた時間がうかがえる。
おいしいものが好き!日本の豊かな食文化
千野 和食だと器も気になりますよね。今日お持ちいただいている食器も素敵。
吉田 祖母が母に譲り、私が母から受け継いだ江戸時代のものです。
千野 立派な骨董品ですね。私が通う料理教室の先生が持っていらっしゃるのを見ても憧れるんですが、和食は特に、器をどう活かしたらよいのかわからなくて。
吉田 自分の好きなように使っていいと思いますよ。和食器も最近はモダンなものがたくさんありますし。逆に青い染付の洋食器も和食と相性がいいですから、自由に楽しんでいただきたいですね。
千野 私は今年のお正月にお重を買いました。ひとりに1段分出したいなと思って。自宅に人を招く機会が多いので、応用が利く器や、手間がかからずおいしくいただける料理には関心があります。実は今週末もホームパーティーなんですよ。子供と大人、それぞれにメニューを考えなくちゃ。料理ってもちろん楽しいけれど、肉体労働ですよね。
吉田 そうですね(笑)。私も最初は料理教室に優雅なイメージがあったんですが、体力勝負ですね。でも皆さんが喜んでくれる顔が励みになってます。
千野 今後は教室をどんなふうに展開されていくんですか?
吉田 東京でも教室を開きたいです。東京はおいしいお店がたくさんありますし。こんなにおいしいものがたくさんある都市、世界のどこを探してもほかにないと思いますよ!
千野 いいお店をたくさん知っていらっしゃいそう。子供ができてから外でおいしいものを食べる機会がめっきり減ったんですよ。いいなあ、教えてください!